花が消える!?世界の花事情

September 17, 2017

先日、花業界の講演会があり参加して驚きのお話を聞いてきました。

 

私の中ではいろんな媒体から聞いたり見たりして、海外のお花屋さんは本当に

 

おしゃれなお店が多くて一度行ってみたい、と思っていました。

 

が、それが近年すこし事情が変わってきていると言います。

 

<事情その①>

お花を買うとお花の栄養剤をもらったり買ったりすることがあると思いますが、

 

このお花用の薬には、実は①生産者が使うもの②輸送段階で使うもの③花屋さ

 

んやお客様が使うもの、と大きく3種類に分かれるのです。

 

このうち②で使う「輸送段階で使うもの」が最近になって格段に進歩したために

 

海外からお花が入りやすくなったのです。これがまず大きな動き。

 

これによってお花を生産しやすいアフリカや中米・南米などに巨大な農園が出来

 

始めたのです。(暑い国の印象がありますが、実は高地に行くと年間通して涼しく

 

お花にとって最高の土地らしいです)

 

おもにバラ農家が多いみたいですが、1個の農園で日本のバラ農家の全部が入ると

 

言ってもいいくらい、という話ですから驚きです!そうなるとすごい量のお花がど

 

んどん入ってくるわけですよね。

 

<事情その②>

海外の農園で働く人たちは、一生懸命朝から晩まで掛け持ちで働いたりするらしく

 

賃金も安いので当然お花も安く作れます。スーパーのお花が安いのはこういった安

 

価なお花を使っている場合もあります。それで近年お客様が花屋離れを起こしてい

 

る傾向にあると思います。近所の古いお花屋さんがお店を閉めた、なんて話は最近

 

かなり耳にしませんか?

 

<アメリカの事情>

アメリカでは、輸入のお花が増えてそちらにお客様が流れていくことによって農家

 

が激減し、カーネーション農家はゼロ、バラ農家も数件しかなくなってしまったそ

 

うです。そしてお花屋さんも激減しました。お花屋さんがなくなった背景には、輸

 

入のお花が増えるにつれ、お花の種類も激減した事情があるようです。

 

日本では生産される上位3種の花が①菊②バラ③カーネーション、となっています

 

が、世界で見てもその3種類は同じです。アメリカでは今は菊、バラ、カーネーシ

 

ョン、の他に3種類・・・・合わせて6種類の花が流通の90%以上を占めているそ

 

うで、、つまり6種類の花しか売っていない、と言ってもいいのです。

 

そうなると、そんな少ない花材では、どのお花屋さんが作っても同じ、ということ

 

になります。そしてお花屋さんが激減したのです。6種類しかないなんて作る側も

 

テンション上がらないですね・・・。

 

<ヨーロッパの事情>

ヨーロッパ人はお花大好き!イギリスならバラや庭園が有名ですし、フランス

 

なら、友人の家に行くときには花束を持っていく、オランダには世界最大の花市場

 

があってヨーロッパ各地から国境を越えて花の仕入れに行くことも多々あり、など

 

お花の需要はかなりありそうですね。

 

ところが!!ここでも事情が変わってきているそうです。

 

イギリス・・・お花はスーパーにしかない、と言ってもいいそうです。街角のお花屋

 

さんには香り高いイングリッシュローズが溢れていそうなイメージですが、お花屋

 

さんが消えそうな感じなのでしょうか・・悲しいですね。

 

オランダ・・・バラ農家がかなりあるオランダですが、これも今激減しているそう

 

です。日本で目にする有名なバラの品種はオランダ産(新品種開発がオランダ)が

 

多かったりするのでこれはかなりショックな話です。

 

<日本の花事情>

 

日本はどうでしょう?

 

花業界では、国産が半数を切ったら国産農家はなくなる、と言われているそうで

 

す。実は、カーネーションは今輸入が半数と言われていますので、これから10

 

年、15年後には日本産のカーネーションは見れなくなるということです。これは

 

あくまで対策を何もしなかったら、の話ですが、アメリカも半数を切って10~1

 

5年で国産がゼロになってしまったそうなので、かなり意識して対策をしないと同

 

じ運命をたどる、と危惧されています。

 

日本はかなり花の種類がたくさんあってお花屋さんに行けばいろいろ選べて楽しい

 

ですよね。これが輸入花に頼りすぎるとアメリカのように種類がなくなりお花屋さ

 

んがなくなり・・・、ということになりかねません。

 

<花屋の使命>

輸入花も最近は前述の薬の開発や輸送関係の発達などで昔に比べればかなり品質も

 

よくなってきていますが、国産のお花の新鮮さにはかないません。

 

それに地産地消、日本で育った花を楽しめたら最高ですよね。

 

いろんな花材の中から厳選して作り出される花束やアレンジや他の花装飾は、絵画

 

やアート作品と同じ芸術と言っていいですし、日本のいけばな、これも世界に自慢

 

できる芸術です。絵画のように取っておけない短い運命の芸術と思うとなおさら貴

 

重な遺産だと思えます。お花は命ですから。

 

いけばなを輸入した花で生ける、なんて何だか本末転倒な気がします。

 

なので、花水木では100%国産花にこだわって仕入れしています。なかには国産

 

がない花もありますからそんな時は輸入花を仕入れますが、買える花は国産しか買

 

いません。これも、日本の農家を守るため=花屋をなくさないため、です。

 

みなさんも、お気に入りのお花屋さんを見つけておしゃれな花をオーダーして生活

 

を楽しみましょう! - enjoy flowers , enjoy your life !!  -

 

 

 

 

 

 

 

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